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グラフィックボードの買い替えスパンは?いらなくなったグラボの処分方法もご紹介
最新のPCゲームを楽しんでいると、「なんだか最近、動きがカクつくようになったな」と感じることはありませんか。
それは、PCの心臓部ともいえるグラフィックボードが、買い替えの時期を知らせるサインかもしれません。
グラフィックボードの性能は日進月歩で、数年前に高性能だったモデルもいつかは力不足になります。
この記事では、グラフィックボードの買い替えを検討すべきサインや、あなたの使い方に合った買い替えスパンの考え方についてご紹介します。
目次
- グラフィックボードの買い替えを検討すべき4つのサイン
- ゲームの動作が重く感じる
- 画面にノイズや乱れが発生する
- ドライバーの更新で不具合が起きる
- ファンの音が異常に大きい
- グラフィックボードの平均的な買い替えスパンとは?
- 物理的な寿命は3年〜5年が目安
- 性能を求めるなら2年〜3年のスパン
- ライトな使い方なら5年以上も可能
- 最適な買い替えスパンを決める3つの判断基準
- プレイしたいゲームの推奨スペック
- モニターの解像度とリフレッシュレート
- 予算とコストパフォーマンス
- 買い替えで不要になったグラフィックボードの処分方法
- 手間なく売却できる宅配買取がおすすめ
- 専門業者なら適正価格で買い取ってくれる
- 古いグラボでも買い替え資金になる
- まとめ
グラフィックボードの買い替えを検討すべき4つのサイン
ゲームの動作が重く感じる
以前は快適にプレイできていたはずのゲームで、フレームレートが安定しなくなったり、画質設定を下げないとカクついたりするのは、性能不足のサインです。
特に、新しいゲームやアップデートでグラフィック負荷が高くなると、この傾向は顕著に現れます。
快適なゲーム体験が得られなくなったと感じた時が、買い替えを考える最初のタイミングです。
画面にノイズや乱れが発生する
ゲーム中や動画視聴中に、画面にカラフルなブロック状のノイズが表示されたり、線が走ったりする「アーティファクト」と呼ばれる現象は、グラフィックボードの故障が近い兆候です。
これはVRAM(ビデオメモリ)やGPUコアの不具合が原因であることが多く、放置しても改善は期待できません。
症状が頻発するようであれば、早めの交換が必要です。
ドライバーの更新で不具合が起きる
グラフィックボードの性能を最大限に引き出すためには、定期的なドライバーの更新が欠かせません。
しかし、最新のドライバーをインストールした後に、かえって動作が不安定になったり、パソコンがフリーズしたりする場合があります。
これが続くようであれば、ハードウェア自体が最新のソフトウェアに対応しきれていない可能性があり、買い替えのサインと捉えられます。
ファンの音が異常に大きい
グラフィックボードは高負荷時に熱を持つため、ファンで冷却します。
しかし、「ブーン」という通常の回転音ではなく、「カラカラ」「ジージー」といった異音が聞こえる場合は注意が必要です。
ファンの軸受が劣化している可能性があり、冷却性能が著しく低下してしまいます。
冷却不足は性能低下や故障の直接的な原因となるため、異音は重要なサインです。
グラフィックボードの平均的な買い替えスパンとは?
物理的な寿命は3年〜5年が目安
グラフィックボードは精密な電子部品の集合体であり、コンデンサなどの部品は経年劣化します。
使用頻度や環境にもよりますが、一般的に物理的な寿命は3年〜5年程度といわれています。
この期間を過ぎると、突然の故障リスクが高まることを念頭に置いておくとよいでしょう。
性能を求めるなら2年〜3年のスパン
常に最新のゲームを最高のグラフィック設定で楽しみたい、というパフォーマンスを重視するユーザーの場合、買い替えスパンは短くなります。
グラフィックボードの世代交代は1年半〜2年程度のサイクルで行われるため、性能を維持するには2年〜3年ごとの買い替えが一つの目安です。
新しい世代のモデルは、性能が向上するだけでなく、新しい描画技術に対応することもあります。
ライトな使い方なら5年以上も可能
一方、プレイするゲームが比較的軽かったり、主な用途が動画視聴やインターネット閲覧だったりする場合、一度購入したグラフィックボードを長く使い続けることも可能です。
性能を極端に求めない使い方であれば、物理的に故障するまで、5年以上同じモデルを使い続けることも珍しくありません。
最適な買い替えスパンを決める3つの判断基準
プレイしたいゲームの推奨スペック
買い替えを判断する上で最も分かりやすい基準が、あなたが「これからプレイしたいゲーム」の要求スペックです。
多くのゲームでは公式サイトやSteamのストアページで「最低スペック」と「推奨スペック」が公開されていますが、安定したフレームレートで快適なプレイを目指すなら、必ず「推奨スペック」を基準に考えましょう。
特にグラフィックが美麗なAAAタイトルをフルHD以上の解像度で楽しむには、推奨スペックを満たしていることが重要であり、これを満たせない場合が具体的な買い替えのタイミングです。
モニターの解像度とリフレッシュレート
高性能なグラフィックボードの真価は、出力するモニターの性能によっても左右されます。
例えば、4K(3840x2160)モニターはフルHD(1920x1080)の4倍の画素数を描画する必要があるため、相応のパワーを持つグラフィックボードが必須です。
また、144Hzなどの高リフレッシュレートモニターで滑らかな映像を体験するには、グラボ側が常に144fps以上のフレームレートを出力できなければならず、モニターとグラボは性能を合わせることで初めて真価を発揮します。
予算とコストパフォーマンス
当然ながら、予算も重要な判断基準です。
最新のハイエンドモデルは非常に高価ですが、一つ前の世代のハイエンドモデルや、現行世代のミドルレンジモデルが、優れたコストパフォーマンスを発揮することも少なくありません。
各世代の「xx70」や「xx60」といった型番は性能と価格のバランスが良いことが多く、自分の予算内で目的のゲームが快適に動作する最適な一枚を見つけることが重要です。
発売から少し時間が経ったモデルを狙うのも賢い選択と言えるでしょう。
買い替えで不要になったグラフィックボードの処分方法
手間なく売却できる宅配買取がおすすめ
買い替えで使わなくなったグラフィックボードは、ただ処分するのではなく売却するのが賢い選択です。
中でも、自宅から送るだけで査定・買取が完了する「宅配買取」は、店舗に持ち込む手間がかからず非常に便利です。
ウェブサイトで申し込み、送られてきた梱包材にパーツを詰めて発送するだけなので、忙しい方でも空いた時間を使って簡単に手続きを進められます。
専門業者なら適正価格で買い取ってくれる
PCパーツは専門性が高いため、総合リサイクルショップなどでは価値を正しく判断してもらえないことがあります。
その点、PCパーツを専門に扱う買取業者であれば、製品のモデルごとの需要や最新の市場相場を把握しているため、状態を正確に評価し、価値に基づいた適正な価格を提示してくれます。
知識豊富なスタッフによる査定は、安心して取引できる大きなメリットです。
古いグラボでも買い替え資金になる
数世代前のモデルであっても、正常に動作するグラフィックボードには十分に価値があります。
ミドルレンジのPCを組みたいユーザーや、故障したパーツの交換品を探している人からの需要があるためです。
ただ保管しておくだけでは資産価値は下がる一方ですが、売却して得たお金を新しいグラフィックボードの購入資金に充てることで、より少ない負担でPCのアップグレードが可能です。
まずは一度、あなたの持っているグラボがいくらになるのか査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
まとめ
グラフィックボードの買い替えは、ゲームが重く感じたり、画面に不具合が出たりといったサインがきっかけになります。
平均的な買い替えスパンは、使い方によって2年〜5年以上と幅広く、一概には言えません。
そのため、あなたがプレイしたいゲームの要求スペックや、使っているモニターの性能、そして予算を総合的に考慮して判断することが大切です。
買い替えで不要になった古いグラフィックボードは、専門の宅配買取サービスを利用すれば、手間なく次の資金に換えられます。