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着物処分方法7選|ゴミ・買取・寄付など無料で捨てる手順も解説
数年前にご自身で購入した着物や、ご家族が大切に保管されていた着物。
「そろそろ処分したいけど、どう捨てたらいいの?」と悩んでいる方も多いのでは無いのでしょうか。
「洋服と同じように捨てても大丈夫?」
「もしかしたら、まだ売れるかもしれない?」
といった疑問や迷いを感じることもありますよね。
この記事では、着物の処分方法を7つの選択肢に分けてご紹介します。
ゴミとして捨てる方法はもちろん、買取や寄付など、無料で手放す方法や手順も分かりやすく解説します。
ご自身にとって無理のない、納得できる処分方法を見つける参考になれば幸いです。
目次
着物の処分前に確認すべき3つのポイント
着物の状態や種類によって、売れるのか、譲れるのか、処分するのかの判断が大きく変わります。後悔しないために、まずは確認しておきたい3つのポイントを整理していきましょう。
1.着物の状態をチェック|汚れ・破れ・シミの有無
買取を希望する場合、着物の状態は査定額に大きく影響します。
そのため、処分前に一度、全体の状態を確認しておくことが大切です。
一見きれいに見えても、長期間保管していた着物には、ご自身の記憶にない汚れや破れ、シミが付いていることも少なくありません。
特に、襟元・袖口・裾・折り目部分は汚れが出やすいため、念入りにチェックしましょう。
ただし、多少の汚れがあっても買取対象になることもあるため、「状態が悪そうだから」と自己判断で処分せず、まずは確認しておくと安心です。
2.着物の種類と価値を見極める|振袖・訪問着・喪服など
着物の種類はたくさんあり、種類によって価値や処分方法が異なります。
打掛・振袖・訪問着・喪服などは、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、浴衣も着物の一種で、一番身近に感じられる存在です。
まずは、お持ちの着物がどの種類にあたるのかを1度確認しておくと安心ですね。
着物の価値を判断するポイントはいくつかあります。
まずは、1つ目は使われている生地の種類です。
高級素材とされる絹や、日常使いの着物に多いポリエステルなど、素材によって評価が異なります。
次に、着物の重さも判断材料になります。
実際に着てみると分かりやすいですが、振袖と訪問着では重みが異なります。
ただし、「重い=価値が高い」とは限らないため、重さだけで価値の判断をするのは控えましょう。
また、着物の価値を表す証書がある場合には、必ず保管しましょう。
ブランド名や品質が記載されていますので、買取査定の際に役立ちます。
3.処分方法を選ぶ判断基準|売る・譲る・捨てるの選び方
着物の処分方法には、売る・譲る・捨てるといった選択肢があります。
そのため、「どれを選べばいいのか分からない」と迷う方も多いでしょう。
判断の基準は、着物の状態や価値、そしてご自身の気持ちです。状態が良いものや価値が見込める着物は買取に出す、まだ着られる場合は譲る、再利用が難しい場合は処分する、といったように考えると選びやすくなります。
どの方法が正解ということはありませんので、ご自身の無理ない方法を選ぶことが後悔しないポイントです。
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バイセルで査定する着物の処分方法7選|メリット・デメリット比較
着物の処分方法には、さまざまな選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選びましょう。
ここでは代表的な7つの処分方法を解説します。
①自治体のゴミとして処分
メリット :費用がかからず、とても手軽に処分できる。
デメリット:お金に換えられないことに加え、売れるかもしれない着物まで捨ててしまう場合がある。
②着物買取専門業者に売却
メリット :着物の専門知識をもとに、価値に見合った価格をつけてもらえる。
大量の着物を査定に出したい場合は、自宅まで来てくれる出張買取が便利。
デメリット:業者によって査定額に差が出ることがあり、必ずしも自分の希望額になるとは限らない。
③リサイクルショップで買取
メリット :着物だけでなく、自宅にある不用品もまとめて買取に出せる。
デメリット:着物専門ではないため、買取金額が低くなることが多い。
④フリマアプリ・オークションで売る
メリット :自分で価格を設定できるため、高く売れる可能性がある。
デメリット:出品作業や発送の手間がかかり、急いで処分したい場合には不向き。
⑤NPO団体・支援団体に寄付
メリット :社会貢献につながり、処分する際の罪悪感が少ない。
デメリット:送料などの手数料が自己負担になる場合がある。
⑥不用品回収業者に依頼
メリット :大量処分に向いており、着物タンスや小物など、ほかの不用品もまとめて処分できる。
デメリット:回収は有料になることが多く、費用がかかる。
⑦着物のリメイク・再利用
メリット :自分だけのアイテムを作ることができ、大切な着物を形を変えて手元に残せる。
デメリット:リメイク費用がかかり、リメイク専門店に依頼する場合は高額になることも。
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バイセルで査定する自治体で着物をゴミとして捨てる方法|分別ルールと注意点
着物は自治体のルールに沿って、ゴミとして処分することも可能です。
自治体で着物を捨てる際の基本的な分別ルールと注意点を紹介します。
着物は可燃ごみ?資源ごみ?
結論からいうと、可燃ごみ・資源ごみのどちらに分類されるかは自治体によって異なります。
一般的には、状態があまりよくない着物は「可燃ゴミ」、汚れなどが少ない着物は「資源ゴミ」とされることが多い傾向です。
お住まいの自治体によって、ゴミ出しのルールは様々なので、処分する前に案内を調べてから捨てるようにしましょう。
古着回収ボックスの利用方法
最近では、公共施設や地域のイベント、マルシェで、古着回収ボックスを見かける機会が増えてきました。
「ゴミとして着物を処分するのは少し気が引ける・・・」と思われる方もいるでしょう。
古着回収ボックスで集められた着物は、回収後にリサイクルされ資源へと変わります。
環境に配慮しながら手放せる方法なので、1つの手段として覚えておくと安心です。
ゴミとして出せない着物の特徴
自治体で着物をゴミとして出す場合でも、すべての着物がそのまま回収できるわけではありません。
汚れや臭いの状態によっては、通常のゴミとして出せないケースがあります。
たとえば、カビが多く発生しているものや、強い臭いが付いている着物は、回収を断られることがあります。また、濡れたままの着物や、油汚れ・落ちにくいシミが目立つものも注意が必要です。
判断に迷った場合は、事前に自治体の分別ルールを確認するか、「回収時に支障が出ない状態かどうか」を目安にすると安心でしょう。
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バイセルで査定する着物買取サービスの選び方|高額査定のコツと注意点
着物を少しでも高く手放したいなら、買取サービス選びが重要です。業者選びを間違えると、本来の価値が正しく評価されないケースも。
査定額に繋げるポイントと、事前に知っておきたい注意点を解説します。
買取価格が高くなる着物の特徴|作家物・産地・証紙の有無
まず大切なのは、着物の状態が良いことです。
着物は湿気や直射日光を避けた場所で保管し、定期的に状態を確認するなど、日頃のメンテナンスを心掛けましょう。
また、有名作家の作品や産地を示す証紙があることで、査定額に大きく影響する場合があります。
急ぎで手放す予定がなければ、いくつかの買取専門店で査定を受けるのもおすすめです。
査定額だけでなく、買取方法や対応の丁寧さなども比較し、納得できるサービスを選びましょう。
買取してもらえない着物の条件|シミ・カビ・破れの程度
着物にシミや汚れがある場合でも、必ずしも買取不可になるとは限りません。
ただし、保管状態が悪いと査定額が下がったり、買取を断られる場合もあります。
特に、シミ・カビが広範囲に及んでいるもの、ペットやタバコの強い匂いが付いてるもの、大幅にサイズが大きい着物などは、買取が難しくなる傾向があります。
着物買取サービス選びの4つのポイント|無料査定・出張対応
着物買取サービスを選ぶ際は、買取価格だけでなくサービス内容も確認することが大切です。以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
事前にポイントを知っておくだけで、着物買取はぐっと安心して進めることができます。納得できるサービス選びを心掛けましょう。
着物買取サービスを選ぶ際の4つのポイント
・査定料やキャンセル料が無料か
・出張買取や宅配買取など、希望の買取方法に対応しているか
・着物に詳しい査定員が在籍しているか
・口コミや実績があり、信頼できるサービスか
買取の流れと必要書類|身分証明書と査定時間の目安
①着物買取サービスのある店舗へ着物を持ち込み、受付をします。買取査定が終わるまで待ちましょう。
※査定には時間に余裕がある日に来店するのがおすすめです。週末や季節の変わり目は混雑しやすいため、注意が必要です。
②査定完了のアナウンスがあったら、受付で買取金額を確認します。
③提示された買取金額に納得できれば、必要書類を記入をし、買取成立となります。
なお、買取の際には運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書が必要になってきます。忘れずに持参しましょう。
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バイセルで査定する着物の寄付先と寄付の流れ|NPO団体・支援活動への貢献
着物を捨てるのは気が引ける・・・そんな着物の処分方法は寄付がおすすめです。
主な寄付先や、実際に寄付するまでの流れを分かりやすく解説します。
着物を受け付けているNPO団体一覧|活動内容と寄付条件
・NPO法人もったいないジャパン
NPO法人もったいないジャパンは、「もったいない精神」を広め、明るく健康で笑顔の絶えない社会の実現を目指して活動しているNPO法人です。
寄付されたものは、国内外を問わず、物を必要としている個人や団体へ届けられています。
・認定NPO法人WE21ジャパン
認定NPO法人WE21ジャパンは、地域の人から寄せられた衣類や雑貨を「WEショップ」で販売し、その収益を社会課題の解決に役立てています。
現在は32の地域NPOが40店舗のWEショップを運営し、民際協力や共育、政策提言などの活動を地域から広げています。
また、ショップで販売できなかった衣類は、業者を通して断熱材や手袋、Tシャツなどでリサイクルされ、資源循環にもつながっています。
・セカンドライフ
セカンドライフは、不用品を必要としている人へ届ける活動を行っています。
寄付された着物や物資を丁寧に仕分けし、支援が必要な人へ届けることで、物に「第二の人生」を与えています。
こうした取り組みは、支援活動だけでなく、ごみ削減など環境への貢献にもつながっています。
寄付する際の梱包方法と送料|宅配便での発送手順
梱包する際は、段ボールに着物を梱包し、段ボール上面に伝票を貼って発送します。
リサイクルの観点から、新しく段ボールを購入する必要はなく、使用済みの段ボールでも問題ありません。また、段ボールのほかに紙袋を利用できる場合もあります。
なお、配送料は自己負担となるNPO法人がほとんどで、荷物の大きさや重さによって異なります。
着物の供養サービス|故人の着物を供養してから寄付
「思い入れのある大切な着物だった」「故人が長年大切に着ていた着物だった」など、特別な思いから、供養サービスを利用することもできます。
供養をしてもらったあとに、着物はリサイクルされ、次の持ち主へと大切に引き継がれます。
着物処分でよくある質問|費用・期間・処分できない着物
着物の処分を考えると、費用や期間など細かな疑問が出てきます。
着物処分に関してよくある質問を5つ取り上げ、分かりやすく解説します。
着物の処分にかかる費用相場|無料〜有料サービスの比較
着物の処分にかかる費用は、選ぶ方法によって異なります。主な処分方法と費用の目安は以下の通りです。
・自治体のゴミに出す→指定のゴミ袋代のみ
・買取専門店を利用する→無料(買取が成立すれば収入になる場合あり)
・フリマアプリを利用する→無料(販売手数料や送料がかかる場合あり)
・寄付団体へ送る→送料は自己負担
・不用品回収業者を利用する→数千円〜の回収費用がかかる場合あり
着物処分にかかる期間|即日対応から1週間程度まで
着物の処分にかかる期間は、選ぶ方法によって異なります。
買取専門店に持ち込む場合は、その場で査定・買取が完了するため、即日対応が可能です。一方、宅配買取や寄付の場合は、発送から査定・受け取り完了まで数日〜1週間程度かかることがあります。
急いで処分したい場合は、即日対応が可能な店舗買取や出張買取を選ぶと安心です。
家紋入りの着物は処分できる?|特別な着物の扱い方
家紋入りの着物でも、基本的には処分や買取、寄付が可能です。
ただし、家紋が入っていることで着用を避けられる場合もあり、買取価格が下がることがあります。
気持ちの面で手放しにくい場合は、供養サービスを利用してから処分や寄付を検討するのも一つの方法です。着物の状態や思い入れに合わせて、無理のない方法を選びましょう。
大量の着物を一度に処分する方法|効率的な手順とコツ
着物は洋服に比べて重さがあるため、大量に運ぶのは大変です。処分する量が多い場合は、不用品回収業者を利用すると効率的に進められます。
最近では、電話1本で自宅まで回収に来てくれる業者も増えており、手間をかけずに処分できるのも魅力です。
着物以外の不用品もまとめて回収してもらえることが多いため、家の断捨離をしている方にもおすすめです。
着物はクリーニングしてから処分する?|費用と手間をかける前に確認を
着物を処分する際、必ずしもクリーニングをする必要はありません。
多くの買取サービスや寄付団体では、多少の汚れがあっても受け付けています。
クリーニングには費用がかかるため、無理に行うより、そのまま査定や寄付に出した方が負担を抑えられる場合もあります。気になる場合は、事前に確認すると安心です。
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バイセルで査定するまとめ
着物の処分方法はさまざまです。方法によってメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況や気持ちに合った方法を選ぶことが大切です。
大切にしてきた着物だからこそ、納得のいく形で手放し、次へとつなげていきましょう。